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心が育つ道徳科授業は道徳教育を共に学ぶ皆さんのためのHPです。



  
令和6年度(2024年度)が始まりました!


 今年度は4月1日が月曜なので始業式、入学式の準備は例年に比べ少しゆとりが感じられるのではないでしょうか。現代はあらゆる面で動きが激しく、こうした「ゆっくり」は希で大変貴重です。万事において忙中に閑を見つけられ、その中に自己の生きがいを実感されながら、今年度も元気にお進みください。陰ながら応援しています。

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お知らせ

 わくわく道徳授業研修会はこれまで10回行いましたが、令和6年2月3日の昭島市立東(あずま)小学校での研修会をもって終了とさせていただきました。
 この研修会のねらいは受講者に道徳授業のイロハのイを理解ししていただき、それを応用して自分の道徳授業を作る力を身に付けてもらうものでした。
 土曜の午後、研修会に集まる先生方の熱気は素晴らしく、毎回たくさん元気とやり甲斐をいただきました。私にとっては本当に至福の時間でした。
 リピーターも増えましたので
今後は受講者のニーズに合った新わくわく道徳授業研修会を実施したいと考えています。実施に関しては何なりとお気軽にご相談ください。(もちろん今まで通りボランティアでやります。)
 主な内容として:①道徳教育と道徳授業の理解、②教材選択と教材提示の工夫、③教材分析と発問構成(これは今までと同じ)、④展開後段の学習とその留意点、⑤導入や終末の工夫、⑥指導法の基礎基本(話し合い活動、書く活動、役割演技、板書など)、⑦道徳科年間指導計画の改善、⑧その他何でもご相談に応じます。
 ご相談、お問い合わせはmailでお願いします。 
 
e-mail:chu-510.goto@jcom.home.ne.jp


道徳こぼれ噺 (第一話から読む)

第三十一話 だから道徳なんて信用できないんだ
 
先日、道徳の研究などとは関係のない教員たちとのちょっとした集まりがありました。教員経験3年目のAさんが「今度教育委員会の訪問があって、道徳をやることになったんだ。手品師だよ。」と言いました。
 すると、もうすぐ教員経験10年になるBさんが「手品師ってありえない話だよね。明日のパンにも困るような人が子供のために大劇場の話を断るなんてことはあるわけがないよ。一人のお客のためになんて笑っちゃう。そんな話を「自分事として考えろ」って子供に押し付けようとするから道徳なんて信用できないんだ。」というものでした。
 もしかしたら、Bさんのように教材を「こんな話あるわけない、ばかばかしい」と決めつけて道徳を遠ざけている人たちが一定数いるのではないかと思ってしまいました。研究授業での協議会などで、ずっと居眠りしているような教員はBさんのような考えの人で、初めからよい授業をしようという気もない人に、どうやって指導したらよいでしょうか?教えてください。  (HH氏)


第三十話 わくわく道徳授業研修は「稽古」と同じです

 わくわく道徳授業研修会はワークショップ型の研修会です。つまり「稽古」です。
 相撲の稽古、柔道の稽古、習字の稽古、踊りの稽古、筋トレなどと同じく、基本を繰り返し修練することで技が磨かれ、自分の実力が身に付いていきます。
 「知る」ことと「身に付く」ことは全く違います。知ったことが身に付くまで、稽古、稽古、稽古あるのみです。


第二十九話 道徳授業地区公開講座に参加して(S区立S小学校保護者)

〇 道徳の授業の重要性を初めて理解しました。年間35回だけでなく、もっと増やした方がよいのではないでしょうか。(1年生)
〇 娘がよく「保育園と違って学校は疲れる」と言っています。今からそんなことを言っていてこの先どうするのだろうと不安に思っていましたが、家庭は「家族が心身ともに安らげる場所でありたい」というお話しにとても共感しました。娘にとって我が家が一番安らげる場所であり続けられるようにしていきたいと思いました。(1年生)
〇 お話しは理想論ではなく、子どもたちへの愛にあふれ、「自分は本当に未熟な母親だ」とはっと立ち止まり、反省するきっかけをもらいました。子どもの心に寄り添える親になれるよう精進します。
(3年生)
〇 目に見えない心が人間を支えている大事なものであること、自己の心を見つめる学習をするのが道徳の学習であること、道徳の時間が子どもの成長にとってとても大切な時間であることがよく分かりました。家庭は心の安定の場でありたいと強く思いました。
(5年生) 

 それでは本HPの内容について説明します。
左上の
INDEX(A~F)をクリックしてください。すると次の各ページが開きます。 

 A 道徳科学習指導案作成(超)×3 入門 
 道徳科学習指導案作りの入門書です。
 製本して使うと便利です。表紙と巻頭言を両面印刷し、次に1ページ(目次)から25ページまでを全て両面印刷します。それを順番に重ねて右綴じすると各レッスンが見開きの冊子が完成します。
 「続きも読む…

 B 特別の教科 道徳の基礎基本
 
道徳科
指導方法評価などの基礎基本(いろは)を載せています。教材研究や授業改善に役立ててください。
 また、
OJTなどの資料としても使えると思います。
自由に加工してお使いください。

 C 教職あらかると
 つれづれの教育問題や教職人生について思うままに書きました。お気軽にご笑覧ください。

 D クローズアップ道徳科
 このコーナーは、
特に指導主事、各道徳教育研究会の会長等役員、校長、教頭(副校長)、道徳教育推進教師、道徳研修会の指導講師、道徳授業研究者など、学校の道徳教育を指導・牽引する立場の方に是非読んでいただきたいページです。 「続きも読む…
 
 E 教材&道徳科学習指導案
 今までたくさんの授業を参観し、「いい授業だなあ!」と思った授業の中から、ごく一部ですが学習指導案を載せました。(授業記録付きもあります。) 
「続きも読む…
 

 F その他・寄稿等
 親愛なる知人、友人から貴重な論文やご意見、情報などを提供していただき、許可を得て掲載しています。是非ご覧ください。
 

 なお、本ホームページに掲載している記事、原稿、資料等の使用・引用・転載などはすべて自由です。

                            
 後藤 忠
(ごとう ただし) 神奈川県相模原市南区在住
1947年 新潟県糸魚川市生まれ
1971年~1972年  玉川学園久志高等学校教諭(保健体育)
1973年~1986年  東京都公立小学校教諭(1976年 東京都小学校教育研究員、1980年 全国小学校道徳教育研究会千葉大会にて研究発表、1985年 東京都教育開発委員会委員)
1987年~1995年  東京都多摩市教育委員会指導主事、東京都教育庁指導部指導主事
1996年~2007年  東京都公立小学校長(2002年 全国連合小学校長会調査研究部道徳教育推進委員会委員長)
2008年~2015年  玉川大学客員教授等

元東京都小学校道徳教育研究会会長、元OB会会長
道徳指導研究会(道指会)元会長、現相談役
日本道徳科教育学会 理事
東京都千代田区心の教育コーディネーター